STORY


高校2年の春、鈴木の賑やかさに戸惑いながらも、彼女との交流が少しずつ日常になっていった日々を思い出す谷。
鈴木の存在が特別になったのは「一緒に帰ろう」と誘われたあの日からだったのか、それとももう少し前から気持ちが傾いていたのか…。
そして新生活の春を迎え、鈴木と谷はついに遠距離恋愛となる。桜の花びらの舞う青空の下、涙をこらえながら、谷の乗る電車を見送る鈴木。
環境は変化しつつも、季節ごとの小さな思い出を大切に重ねて、想いを確かめ合っていく。
それぞれの道を歩む仲間たちと、いつまでも笑い合いながら……。


『谷っていつ鈴木のこと好きになったんだろうね?』
いつかの東が興味津々に放った言葉。
かつて鈴木本人には『じわじわ気持ちが変わっていったから、明確に「いつ」とは言えない』とつまびらかに伝えた谷だった。
そんな谷が語る”気持ちを自覚した瞬間”のお話―――。