キャラクターを演じられてのご感想、作品の見どころは?

「ジン」はつまるところ、もう1人の「真」。もう1人の主人公なので、と伝えられての収録だったので、気が引き締まる思いでした。シニカルでスレているようで、ごく普通の少年な一面もあるであろうジンを、どこか愛おしく思いながら演じさせていただきました。

主人公など登場人物が高校生という10代のキャラクターですが、ご自身の高校時代と比べ、共通点はありますか?

メインキャラクターたちより、冒頭に登場する真たちの同級生の学生たちがとてもリアルだなぁと思いながら収録に参加していました。演者さんたちのお芝居もすごく生っぽくて、印象に残っています。
ニュースをちょっと斜に構え解釈したり、意見の同調を渋ったりが、自分の学生時代に重なるかもしれないです。

この作品を一言で表現すると?

「リアル」 一周回ってリアルなのかな。映像のこだわりはもちろんなのですが…。
本編で巻き起こる事件はもちろん非日常で非現実的なのですが、そこに関わる人たちの感情はよっぽどリアルだったように感じます。真の葛藤だったり落ち込みだったり、琴莉の真に対する感情だったり…。そこもこの作品の見所だと思います。

特に何かを変えるということはしないような気がします、もしかしたらあした世界が終わらないかもしれないし…(笑)大切な人たちといつも通りの日常が過ごせたら、それが一番幸せかなぁと思います。あ、でも美味しいものは食べたいかな。

これからををご覧になる方へのメッセージ

あなたの隣にいる人は、もしかしたらあしたはいないのかもしれない。でも今はいるのだとしたら、なんて幸せなのだろう。そんな普遍的で恒久的な人生のテーマみたいなものが、美麗な映像で生々しく描かれています。
ご覧いただいた皆さんの心のどこかに、何か残り続ける作品になっていたら嬉しいです。