狭間 真(はざま しん)18歳 CV:梶裕貴

幼いころに母親を亡くして以来、心を閉ざしがちな高校三年生。普段はクラスメイトと距離を置いているが、幼馴染の琴莉が関わると感情的になることがある。

梶裕貴コメント
キャラクターを演じられてのご感想、作品の見どころは?

本作の誕生のきっかけとなった作品「ソウタイセカイ」で一度真を演じさせていただいていたので、今回も変わらず楽しみながら参加させていただけました。とある時間軸で枝分かれしてしまった違う世界に生きる、もう一人の自分。複雑な家庭環境の中を生き、思春期を迎えた主人公の葛藤を描いた人間ドラマはもちろん、しっかりとしたバトルファンタジーとしても魅力的な作品だなと感じました。

主人公など登場人物が高校生という10代のキャラクターですが、ご自身の高校時代と比べ、共通点はありますか?

学校生活・家庭環境ともに、僕はそれなりに有り難く幸せな高校生活を送れていたと思うので、真のような辛い境遇を目にすると心が痛みます。そのなかで琴莉の存在は、唯一といっていいほど彼の救いであり拠り所であると思うので…彼女には、出来る限り真の側にいてあげてほしいですね。自分を大切に想ってくれている人が一人でもいるという事実は、確実に心の支えになるはずですから。

この作品を一言で表現すると?

「繋がり」
もう一人の自分との繋がり。周りの人たちとの繋がり。世界・社会との繋がり。

あした世界が終わるとしても?(どうされますか?)

家で大切な人たちと語り合いたいです。

これからををご覧になる方へのメッセージ

熱意と愛情の込もった作品です。収録もじっくりと時間をかけて丁寧に行われ、その中で、自分の持てる全ての集中力とエネルギーを注ぎ込み、お芝居をさせていただきました。クリエイティブで楽しい現場に参加出来て嬉しかったです。櫻木優平監督の感性が光る、新感覚な映像体験を是非劇場でお楽しみください。