「ジン」はつまるところ、もう1人の「真」。もう1人の主人公なので、と伝えられての収録だったので、気が引き締まる思いでした。シニカルでスレているようで、ごく普通の少年な一面もあるであろうジンを、どこか愛おしく思いながら演じさせていただきました。
メインキャラクターたちより、冒頭に登場する真たちの同級生の学生たちがとてもリアルだなぁと思いながら収録に参加していました。演者さんたちのお芝居もすごく生っぽくて、印象に残っています。
ニュースをちょっと斜に構え解釈したり、意見の同調を渋ったりが、自分の学生時代に重なるかもしれないです。
「リアル」 一周回ってリアルなのかな。映像のこだわりはもちろんなのですが…。
本編で巻き起こる事件はもちろん非日常で非現実的なのですが、そこに関わる人たちの感情はよっぽどリアルだったように感じます。真の葛藤だったり落ち込みだったり、琴莉の真に対する感情だったり…。そこもこの作品の見所だと思います。
特に何かを変えるということはしないような気がします、もしかしたらあした世界が終わらないかもしれないし…(笑)大切な人たちといつも通りの日常が過ごせたら、それが一番幸せかなぁと思います。あ、でも美味しいものは食べたいかな。
あなたの隣にいる人は、もしかしたらあしたはいないのかもしれない。でも今はいるのだとしたら、なんて幸せなのだろう。そんな普遍的で恒久的な人生のテーマみたいなものが、美麗な映像で生々しく描かれています。
ご覧いただいた皆さんの心のどこかに、何か残り続ける作品になっていたら嬉しいです。
どこかありそうでない場所でそれぞれが自分の信念を信じて生きています。私演じるコトコも自分の理想とする世界にするために頑張っていて、信じるもの、愛するものを守るとはどういうことなんだろうというのを考えさせられました。
私自身は部活動をしていて放課後や休日に遊んだりすることが少なかったの楽しそうだなぁと思いながら見ていました!教室の雰囲気などは似ていたかなぁと思いました!
「願い」
大好きな人と一緒に居ます。
見方によって様々な思いが出る作品だと思います。凄く遠いようでもしかしたら近い世界なので、自分だったらどうするか…そんな風に考えながら見ていただけたらいいのかなぁと思います。よろしくお願いいたします。
ミコは所謂ロボ娘なんですが、ロボ娘なりのかっこよさと可愛さが詰まっていて、演じがいがありました。作品の見どころは、ラストに向けたアクションと、シリアスな話の中に埋め込まれたほっこりシーンかなと思います。
私自身の高校時代は、こんなに華々しくはなかったので、寧ろ高校生の頃憧れた高校生って感じですね。私も不思議体験して、ヒロインのために戦いたかったです…。
「相対」、とかどうでしょうか。相対って調べると、他のものとの関係の中で成り立つ事って出てくるんですけど、これって今回の、どのキャラにもキーになるんじゃないかなと。
明日世界が終わるとしたら…ちょっと普通じゃないことしたいですね笑
かっこいいシーン、可愛いシーン、グッとくるシーン、全部備えた一作になっていると思います!ミコも頑張っているので、是非注目してもらえたら嬉しいです!よろしくお願いします!
リコは悠木さん演じるミコと双子ということで、お芝居や喋り方、セリフの言い回しなども悠木さんのお芝居とシンクロするような形で演じました。作品を通してかなりキーになるキャラクターかと思います。
自分の高校時代は既にこの仕事をしていたこともあり変に落ち着いていて、いい意味でも悪い意味でも子供っぽさや快活さがなかったので、等身大の高校生らしさって何だろうと当時は考えていました!
なのであまり共通点は見つけられませんでした笑
「絆」リコ目線ではありますが、色々な絆を感じました。
美味しいご飯を大好きな人たちと食べる。
普段暮らしている世界とちょっぴり不思議な世界のぶつかり合い、日常シーンと戦闘シーンのギャップ、甘酸っぱくて激しくて切ない、色々な青春の形、思いの形が描かれています!お楽しみに!
本作の誕生のきっかけとなった作品「ソウタイセカイ」で一度真を演じさせていただいていたので、今回も変わらず楽しみながら参加させていただけました。とある時間軸で枝分かれしてしまった違う世界に生きる、もう一人の自分。複雑な家庭環境の中を生き、思春期を迎えた主人公の葛藤を描いた人間ドラマはもちろん、しっかりとしたバトルファンタジーとしても魅力的な作品だなと感じました。
学校生活・家庭環境ともに、僕はそれなりに有り難く幸せな高校生活を送れていたと思うので、真のような辛い境遇を目にすると心が痛みます。そのなかで琴莉の存在は、唯一といっていいほど彼の救いであり拠り所であると思うので…彼女には、出来る限り真の側にいてあげてほしいですね。自分を大切に想ってくれている人が一人でもいるという事実は、確実に心の支えになるはずですから。
「繋がり」
もう一人の自分との繋がり。周りの人たちとの繋がり。世界・社会との繋がり。
家で大切な人たちと語り合いたいです。
熱意と愛情の込もった作品です。収録もじっくりと時間をかけて丁寧に行われ、その中で、自分の持てる全ての集中力とエネルギーを注ぎ込み、お芝居をさせていただきました。クリエイティブで楽しい現場に参加出来て嬉しかったです。櫻木優平監督の感性が光る、新感覚な映像体験を是非劇場でお楽しみください。