遍路の貞 Sada

諏訪部順一 suwabe junichi
四国八十八箇所を巡る遍路の旅をしていたという不品行な僧侶。その正体は利便事屋であり、長崎会所の宍戸に招かれて、鷹目の一八・手裏剣与太郎・旋棍(せんこん)の捨の3人を引き連れ長崎の地へとやって来た。力なきものに代わり利便事することを第一とする幽烟とは信念を異にし、金さえ積まれれば中身に関わらず利便事を引き受ける。