Special

映画『海辺のエトランゼ』

原作・紀伊カンナ×監督・大橋明代
スペシャルインタビュー

9月11日(金)公開となる『海辺のエトランゼ』。
原作者である紀伊カンナ先生と大橋明代監督のスペシャル対談を公開前に全4回のテーマに分けてお届け!

#4 『海辺のエトランゼ』公開に向けて

公開まで残りわずかとなりましたが、注目してほしいポイントを教えてください。

大橋

アニメなので当たり前ですが、駿と実央が動いて、しゃべっているところです。ファンのみなさんに喜んでいただけたら、もう言うことはありません。それに背景美術もとっても素晴らしいので、ぜひ劇場のスクリーンで見てもらいたいです。音に関しても、実際に沖縄に行って収録しています。今はなかなか旅行にも行けない状況ですが、沖縄の離島に行った気分を味わえるような映像にしましたので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

紀伊

原作の私がスタッフとして関わってしまったので、どうしても私の名前が大きく出がちですが、実際は現場のスタッフ陣がコツコツがんばって完成させた映画です。私自身、「アニメになってよかった」という思いでいますので、ぜひ楽しい気分で観てもらえたらと思います。

風の表現なども力が入っているそうですね。

大橋

舞台が海辺なので、どうしても風が吹いているのですが、心情表現としても大事なので、スタッフのみなさんが、がんばってなびかせてくれました。光と影も心理描写には欠かせないので絵コンテの段階から意識していました。

映画を楽しみにされているみなさんへメッセージをお願いします。

紀伊

好きな漫画が映画になる、ということで観に来てくださる方が大半と思います。それぞれ思い入れもあると思うのですが、それはそれとして、ごく普通に一本の映画をただ観に行くというフラットな感じで映画を楽しんでもらえたらいいなと思っています。このお話は「男の子同士」という部分に特化させるというより、「普通にただ恋愛しているふたり」を描いています。映画をご覧になった方にも、そう見えていたら嬉しいなと思います。

大橋

「観てよかった!」と思っていただけるものになるように、たくさんの素晴らしいスタッフが関わってくださっています。見終わって、劇場を出るとき笑顔で帰っていただけるものになるよう、スタッフみんなでがんばっております。楽しみに待っていてくださると嬉しいです。