2026.09.29
EVENT
プロデューサー陣が母校・明治大学に凱旋! ティーチイン付き試写会を開催!!

この度、9月28日(月)明治大学 国際日本学部 中野キャンパスにて、本作の企画プロデューサー・向井紘一郎氏と、アニメーションプロデューサーの川邉大輔氏が、ともに明治大学出身であることから、明治大学で凱旋ティーチイン付きイベントを開催! 映画制作の仕事やアニメーションが完成するまでの過程、そして映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』がどのように生まれたのかについて、集まった国際日本学部の学生の約100人に向けて語りました。
上映後の会場には、映画を観終えたばかりの国際日本学部の学生約100人が集まり、本作の企画プロデューサーを務める松竹株式会社の向井紘一郎氏と、アニメーションプロデューサーの川邉大輔氏が登壇しました。イベント冒頭では、今回のティーチイン付きイベントが実現した経緯について紹介。登壇した向井氏と川邉氏は、ともに明治大学の卒業生。向井氏は2009年に政治経済学部経済学科を、川邉氏は2003年に商学部商学科を卒業しています。そんな二人が同じ『どこきみ』チームのメンバーとして仕事をする中、忘年会で明治大学の卒業生であることが判明し、ティーチイン付きイベントの開催を大学へ相談し、念願叶って、本イベントが実現となりました。
続いて、向井氏と川邉氏それぞれのプロフィールや仕事内容について紹介。向井氏は2009年に政治経済学部経済学科を卒業後、松竹にアルバイトとして入社し、アニメーション部門での調整業務や宣伝などを経て、現在は企画プロデューサーとして活躍している自身のキャリアを紹介しました。映画やアニメーション作品がどのように企画されていくのかについても、具体的な仕事の流れを交えながら説明しました。
企画プロデューサーの主な仕事として、原作権の取得、制作スタジオへのアプローチ、製作委員会の組成などを紹介。原作側には「なぜこの作品をアニメ化したいのか」という熱量を、スタジオには「なぜこの作品を、なぜこのスタジオで作りたいのか」という思いを、出資者には作品のビジネス面を含めてプレゼンし、関係者を巻き込みながら企画を形にしていく仕事だと説明しました。また、アニメーションのビジネス構造について、劇場上映をはじめ、海外展開、配信、Blu-ray、グッズなど、作品がさまざまな形で展開されていく仕組みについても紹介しました。
続いて川邉氏からは、アニメーションプロデューサーの仕事と、アニメーションが完成するまでの制作工程について紹介。絵コンテ、タイムシート、レイアウト、原画、作画監督による修正、色彩設計・仕上げ、特殊効果など、1カットが完成するまでに多くのスタッフが関わり、制作工程が関わっていることを、実際の『どこきみ』の映像や制作資料を見せながら丁寧に解説しました。アニメーションは1秒あたり24コマで構成されることにも触れつつ、普段スクリーンで観るだけでは知ることのできない制作現場の裏側に、学生たちも熱心に耳を傾けました。
さらに、本作を題材に、企画から完成までの制作工程をより具体的に紹介。原画、作画監督、総作画監督、色彩設計、仕上げ、特殊効果など、多くのセクションが連携して一つひとつのカットを完成させていく過程を解説しました。学生にとって普段スクリーンで観ているアニメーションがどのようにつくられているのかを知る貴重な機会となりました。
イベント後半には、学生からの質問を受け付ける質疑応答を実施!
「映画制作にトムス・エンタテインメントを選んだ理由は?」という質問には、向井氏がプロデューサー同士の縁がつながり、「ぜひこの作品をお願いできないか」とアプローチしたことを明かし、映像業界では人との「縁」が重要だと語りました。
また、「約10年前に刊行された小説を、今映画化する理由は?」という質問には、向井氏が「企画としては2019年頃から始まった」と説明。その後、新型コロナウイルスの影響で一度企画が止まったものの、「どの世代にも刺さる内容で、面白い作品は色褪せない」と、本作における熱い想いと、映画化の過程を語りました。
さらには、「本作ではピアノが重要だった。作中の曲はかなり難しいと思うが、指がすごく正確だった。ピアノのシーンはどのようにして製作されたのか」という問いには、川邉氏がモーションキャプチャを活用するとともに、プロのピアニストにも協力を依頼したと説明。作中の楽曲は難易度が高く、指の動きまで正確に描くため、実際の演奏をもとに映像制作が進められたが、最終的には全て手描きで行ったと明かし、「最後の最後まで全然音が合わなかったり大変でした。多くのスタッフの協力によって、完成させました!」と多くのスタッフによって作り上げられたものだと、笑顔で語りました。
登壇者自身の経験や本作の制作秘話を交えた回答に、学生たちはメモを取りながら、熱心に耳を傾け、映画制作の裏側に理解を深めた様子でした。
イベントの最後には、向井氏と川邉氏から、これから社会に出る学生の皆さんへ向けてメッセージ。
向井氏からは、「母校でイベントができるというのは嬉しかったです。学部などに関係なく、やりたいことはできると思うので、ぜひ皆さんもやりたいことを見つけて、これからの就職活動なども頑張ってください」とエールを送りました。
続いて川邉氏からも、「今日初めてこういう説明をして、皆さんに伝えるのは難しいと実感しました。少しでも皆さんの中に引っかかるものがあればうれしいです。そして、トムス・エンタテインメントという会社の名前も覚えてもらえたら。映画がヒットできるように、少しでも力を貸してもらえたらうれしいです」と呼びかけ、イベントを締めくくりました。
映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』をきっかけに、映画をつくる仕事やアニメーション制作の裏側を学生の皆さんと共有した今回のティーチイン付きイベント。
二人の登壇者にとっても、かつて学生として通った明治大学で、自身が現在携わっている映画の話をするという、特別な機会となりました。最後には会場の皆さんと記念撮影も行い、イベントは盛況のうちに終了しました!

映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』明治大学ティーチインイベント
◆開催日時:9月28日(月)
◆会場:明治大学 国際日本学部 中野キャンパス
◆登壇者:
松竹株式会社 向井紘一郎プロデューサー(企画プロデューサー)
株式会社トムス・エンタテインメント 川邉大輔プロデューサー(アニメーションプロデューサー)