StaffDive in Wonderland

原作

『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル

『不思議の国のアリス』は、1865年の初版以来170もの言語に翻訳され、世界的な発行部数は1億部と言われる超人気作です。映像化もおびただしく、ティム・バートン監督の映画「アリス・イン・ワンダーランド」の世界興行収入は10億ドルを突破しました。「ノンセンス」文学の最高峰と呼ばれますが、それはこの作品が「センス」=社会のルールをこわすことをテーマとしているためです。ふつうのものなど何一つない不条理な世界で、自分を一度見失うことで新たな自分に出会う─それがアリスの世界です。

文/河合祥一郎(東京大学教授・角川文庫「不思議の国のアリス」シリーズ訳者)

アニメーション制作

P.A.WORKS

監督

篠原俊哉

お気に入りのキャラクターとお気に入りの世界を一緒に歩くことができたら、それはきっと忘れられない旅になるでしょう。もしかしたら天地がひっくり返るようなことに遭遇し、何かが大きく変わるかもしれません。あなたにとってそういう映画になってくれたら…そんな願いを込めて─。

脚本

柿原優子

アリスはどうしていつの時代も愛されるんだろう?
シナリオを書きながら答えを探すうちに、わたしは何度も不思議の国で迷子になりました。

見えない何かに疲れたとき、友達と軽くお茶するように、ささやかで気楽なこの世界に遊びに来てくれるとうれしいです。
映画館を出るとき、見てくれた方がほんのちょっと笑顔になれますように。

コンセプトデザイン

新井清志 (レッドハウス)

ワンダーランドってどんなとこだろう。
自分の担当はそのヴィジュアル的な明示化で、自分なりの結論としては、こぎみよい現実からの逃避場所。
時々覗いてみて、少しおおらかな気持ちになる、そういった場所にならないかと考えながらデザインしてみました。

映画館を出る時、また現実に戻るわけですが、楽しかったな~、気分転換になったな~、そう思っていただけたら何よりです。

音楽

コトリンゴ

アリスの世界、私も大好きです。
お話をいただいた時はとても嬉しく、楽しみながら音楽作りを進めていきました。
そして主人公・りせちゃんのおばあちゃんの言葉に、私も慰められました。

りせちゃんと同年代の方はもちろん、色んな世代の方に見ていただけたらなと思います。
たくさんの方が少し背中を押してもらえるはず!

コトリンゴ

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