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アフレコ時のエピソードや役柄の逸話が語られる…! TVアニメ「好きな子がめがねを忘れた」 最終話先行上映会イベントレポート

2023年7月4日より、TOKYO MXやMBS、BS朝日にて放送が開始されたTVアニメ「好きな子がめがねを忘れた」。

ついついめがねを忘れてしまうド天然女子と、ちょっぴり奥手なヘタレ男子が、「ゼロ距離」で繰り広げるムズキュン純真ラブコメディ。
近すぎるのに最高にピュアな二人の関係に、ドキドキニヤニヤ悶絶必至な本作も間もなく最終話の放送を迎えます

その放送に先立ち、9月20日(水) 大阪・なんばパークスシネマにて小村楓役・伊藤昌弘さんによる舞台挨拶・限定特典つきの最終話先行上映「小村くんナイト」が開催されました。

ご来場いただいたお客様には、12話と最終話の鑑賞だけでなく、この日だけ限定の250枚完全限定ロット入り特別入場者特典「伊藤昌弘複製サインつき描き下ろしイラストボード」の配布も実施されました。
最終回を見たばかりの興奮で熱気立つ会場に、いよいよ伊藤さんと松竹の中西洋文プロデューサーがMC(以下:中西P)として登場し、改めて全話を通しての振り返りや、小村くんを演じる上で意識したことなどを披露していただきました。

ついに最終話まで公開され、今の率直な気持ちについて問われると、
伊藤さんは「うれしく思う気持ちと同時に今流れているBGMも相まって寂しさも感じます。昨年のアフレコからの長い年月がここで一区切りついてしまうのかと思うと、心がいっぱいです。」と答えました。

ここからは作品の深堀トークの話題に。
改めて、小村くんを演じる中でのポイントや一番意識した点について、伊藤さんは「原作を読んだ印象として、小村くんは律儀かつ、三重さんのことを考えるときと接するときが本当に真摯で、その部分が素敵だと感じていたので、そこは絶対に意識したいと考えていました。」と小村くんの良さについて語った上で、「そんな素敵な部分もありつつ、小村くんは自分を卑下してしまう側面も持ち合わせていました。演じる上で、その相反する感情の塩梅については、現場のスタッフの方々や若山さんと一緒に作り上げられたと思います。」と、役作りに関して自身だけでなく、現場スタッフと共演者である若山詩音さんの協力があったことを語りました。
そんな伊藤さんに対し、中西Pは「伊藤さんは本当に頑張り屋さんかつ、一生懸命な姿勢が印象的で、一緒にこの作品を作り上げてくださったイメージが強いです。」と、追随。

続いて、オーディションとそれに臨んだ時のエピソードになり、伊藤さんはこの時を振り返り「自分にテープオーディションのオファーがあったことにまず驚きました。そこからマネージャーと小村くんの演技を試行錯誤しながら、『受かれ!という気持ち』と共に音声をテープに込めたのが思い出です。」と答えていました。
その振り返りを受けて、中西Pは「過去にGoHandsさん制作の作品に出演されていたことや、他作品でのご活躍を知っており、そのお声やお芝居から適任と思い、伊藤さんをオーディションのリストに入れさせていただきました。」と裏話を披露し、「既に工藤進総監督と横峯克昌監督が公式HP上のインタビューで言及しておりますが、制作スタッフの皆さんが最終的に伊藤さんを選んだ一番の決め手は謙虚かつ真面目な人柄でした。そんな伊藤さんだからこそ一緒に作品を作り上げられたと思います。」と思い出を語りました。

また、アフレコ時の監督や制作プロデューサーからの演出的な指示で印象に残っていることについて、伊藤さんは「三重さんと話す時とモノローグの時の小村くんの演じ分けについてです。声の強弱などではなく、小村くんの等身大な気持ち悪さで差を出す、という方式が自分にとって斬新で、今後の演技の指標になるようなディレクションをしていただきました。」と、自身の考えを変化させてくれた体験を披露していただきました。

アフレコや演技の話題から、次はED主題歌である、オーイシマサヨシ・若山詩音とのスペシャルユニットによる「メガネゴーラウンド」収録時のエピソードへ。伊藤さんにとって小村くんとして歌唱することについて聞かれると、「歌詞をセリフとして捉えて、小村くん目線で歌唱することを意識しました。普通に歌ってしまうとビブラートなどの染みついてしまったクセが出てしまうので、それを出さないようにするのが難しかったです。」と、アフレコとは違った部分で苦悩したお話をしていただきました。
さらに、中西Pより、本編の中で演じた小村くんと歌唱をする小村くんの違いについて質問されると、「歌唱だと間が決まっているので、その中で表現することが難しかったです。ただ、オーイシマサヨシさんが手がけられた楽曲は、原作に忠実で三重さんとのやりとりが自然に出来ました」と、レコーディング時の思い出も振り返っていただきました。

最後に会場に来ていたお客さんに向かって、「無事に皆様に最終話まで見ていただけて、本当に安心とうれしさで今は胸がいっぱいです。少し寂しさもありますが、また本作で大阪に来れる機会があれば、もっとレベルアップした姿を見せられるように頑張りたいと思います!」とコメントし、終始和やかなムードでイベントが終了しました。

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