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スタッフインタビュー|総監督 工藤進

第2回スタッフインタビューは、工藤進 総監督
今回もTVアニメ「好きな子がめがねを忘れた」について、たっぷりお聞きしてきました!

Q.チャレンジが盛り込まれたシーンがあればお教えください。

A.テレビシリーズではアニメーターの器量が必要で贅沢で書き手を選ぶ1カット内でのキャラクターパース変化があるカット、
リピートになっていない綺麗な髪なびきのカットを全話数に必ず盛り込まれていることでしょうか。

Q.作品の空気感が、学校生活を思い出す雰囲気を醸し出していますが、その空気感にこだわりはあるのでしょうか?
単行本の表紙や扉絵の窓から差し込む光が教室の壁、床に反射して白く飛んでいる感じの表現を大事にしています。

Q.アニメを象徴する美麗な OP 映像には、込められた想いなどございますでしょうか?
A.原作の魅力を損なうことなく、期待値を上げられる映像を目指しました。

Q.とても瞳を大事にされたシーンが印象的ですが、どういったこだわりが込められているのでしょうか。
A.原作にも描かれているように、吸いこまれるような三重さんの瞳の表現が何よりも重要なポイントになるということでこのような形となりました。

Q.とても髪を大事にされたシーンが印象的ですが、どういったこだわりが込められているのでしょうか。
A.瞳と同様ですが、髪に関しても三重さんのキャラを表現するのに重要な部分で、毛量とやわらかな質感を大事にしています。

Q.原作を大切に描きつつ、キャラクターのアクションなどにおいて新たに解釈を付与しているシーン(1話のドッヂボールのシーンなど)がございますが、
解釈を付与するにあたって大切にしたことや苦労したことなどはございますでしょうか?

A.これはもう、そのカットを担当したアニメーターの説得力のある画力。圧倒的なセンスかと思います。
どこまでが許される範囲なのか手探りの部分はありますが、可愛らしさもありつつ、やり過ぎない(らしくない)丁度いい所の表現ができているのかと思います。

Q.劇中の三重さんの仕草や表情が、非常に可愛らしく感じました。魅力的に見せるにあたりこだわった点はございますでしょうか?
A.三重さんをいかに魅力あるキャラに表現するかという点で、表情、所作、髪の動きを丁寧に動かしつつ、
アップで入れこんでいくのをコンテの段階で入れてもらっていたと思います。

Q.第1話冒頭の小村君が教室へ向かうワンカットでのシーンの、こだわりについてお教えください。
A.こだわりというか、、、冒頭の掴みということと、原作は割とゆるい雰囲気の漫画ですが、
本タイトルに対するスタッフ、制作側の本気度を観てもらいたいというところかと思います。(GoHandsは全作品選り好み無し全力ガチですが)
コンテ・演出・部署への現場指揮をしてくださった鈴木さん、作画担当の大久保さんありがとうございました。

Q.小村くんと三重さんのキャスティングに関して、伊藤昌弘さん、若山詩音さんを選ばれた理由はありますか?
A.監督横峯氏と2名でオーディションテープを確認して決めました。
オーディション当日に取り仕切りを依頼していた弊社プロデューサーに、各役者さんのオーディション時の人柄を確認しておいてもらうように事前に依頼をしていたので、
人柄のヒアリングをしてその後声を聴いた中で決めました。
結果、芝居含め仕事をする作り手として現場の人間からみると二人は最高でした。

Q.原作「好きな子がめがねを忘れた」について感想をお教えください。
A.中学を卒業して随分と経ってしまった自分には、懐かしさ、ノスタルジックな想いを呼び覚ましてくれる漫画でした。

Q.劇中に登場するキャラクターで、お気に入りのキャラクターはいらっしゃいますか?
A.目立たないけどちょっと存在感のある、時田くんやあすかちゃんが好きです。

工藤進 総監督ありがとうございました!

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