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オフィシャルインタビュー【第5回】特別編 鬼頭明里さん 黒沢ともよさん 三上枝織さん 座談会

候補生女子は強気、弱気、そしてギャル!

原作もキャラも魅力いっぱい!

鬼頭 雪野アンジェリカはクールで強気な候補生です。話が進むにつれキャラクターが掘り下げられていくと、こう見えて意外と普通の女の子な部分もあるんだなと感じました。だからこそ尖ってしまったり、周りに攻撃してしまう。そういった弱い部分もある女の子です。

三上 薄久保天使と書いて、ウスクボエンジェルと読みます。個性豊かな候補生の中ではあまり目立たないおとなしい性格の子で、オッドアイと呼ばれる目が特徴的です。体力もないし引っ込み思案だけど、それでもみんなについていこうと必死に頑張っている子だなって思います。訓練生になっているのだから決して無能ではないと思いますけど、周りがすごすぎるんでしょうね。

黒沢 明林恋蓮は、ギャルです! ここまで残ってきたわりにあまり責任感もなさそうな子なんですが、判断材料は意外と純粋。自分が胸を打たれたら全身全霊で助けるところは特徴的だし、ギャルらしい、ギャルのいいところを抽出した、友達になりたいタイプのギャルだなって思います。私は結構ギャルを演じる機会も多いので、恋蓮もやりやすいですね。

鬼頭 『戦隊大失格』って純粋なヒーロー作品なのかなと思っていたら全然違っていて驚きました。正義とは、悪とは何なのかを考えさせられるので、これは難しいテーマの作品なんだなと。そう思っていたら今度はまた違うタイプの敵が出てきて、正義と悪という話だけではなくなってきたのかも…と思っています。ミステリーの要素もあるし、誰が何のためにどう動いているのかを考えることになる、壮大な物語です。

三上 ヒーロー作品だと敵側にいる戦闘員のD君が、この作品では主人公。悪役なんだけど応援したくなるところがこの作品の魅力だと思いました。そんなD君が主人公だから、この先なにが起こるかわからない。キャラクターもみんな個性的で、それぞれのポジションや思惑で動いて、複雑に絡み合っている。この先どうなるんだろうって、展開がすごく気になっています。

黒沢 普通のヒーロー作品とは違うキャスティングをしているのも面白いですよね。ここ数年ブームになったいろんな作品を下地にして、それらのエッセンスを入れたうえで、セオリーを全部裏切っていく展開がすごく斬新で、原作を読んでいても面白いです。漫画やアニメをたくさん知っている人ならより深く楽しめる作品だなと思いましたね。

 


愛読するファッション誌もバラバラ!? な候補生3人

三上 アンジェリカは、女性としてかっこよくて憧れます。芯の強さがあって、絶対負けないっていう思いがビシビシ感じられる。「いい女だな〜!」って思います(笑)。さらにそれを鬼頭ちゃんが演じているから、本当に「ますますいい女!」って思っています。

鬼頭 嬉しいです!

黒沢 バシッと決めていく感じがいいんだよね。アンジェリカってアクションシーンもカッコいいんですよ。カット割りも凄くカッコよくて、いいなーって思いながら見てます。恋蓮はすぐ降参しちゃうから(笑)。

鬼頭 アンジェリカって最初はあまりヒーローっぽくない雰囲気で登場するんですが、人間らしいところもたくさんあって。私としては、普通の女の子をベースにしつつ人間らしい感じで、変にキャラをつけるとかもなく、フラットに演じられたらと思っています。薄久保は、原作を読んでいた時にはあまり目立たない印象があったんですけど、三上さんのお声が付くことによって明るくかわいらしい要素が加わっています。

三上 「陰気くさい」って紹介される子だけど(笑)。

黒沢 薄久保のセリフは、三上さんの声で聞くと強い意思を感じます。原作でも薄久保のセリフには何度もハッとさせられたんですけど、アフレコしていて感じるのは、その裏付けがしっかりされてるキャラクターだっていうのが、声から伝わってくるなって、雰囲気はこんな感じだけどはっきり言うなぁ、強そうだなって思ったし、それが違和感となって蓄積されていく感じがあるんです。物語の展開に薄久保がどんどん絡んでいくのが楽しみです。

三上 確かにこう見えて意外とズバッと言うんですよね。

黒沢 そういうときって薄久保の顔がカットインするもんね(笑)。急に顔つきが変わるし、声も変わる。

三上 最初のアフレコでさとう監督に、薄久保の今後の展開を教えてもらいました。抱えている思いはとりあえず心の片隅に置いておいて、まずは最終訓練で生き残るために一生懸命になる薄久保を演じたいと思っています。アンジェリカや恋蓮とくらべると内向的な子ですが、次第に自分の意思を伝えられるようになるので、その変化をしっかり表現していきたいですね。恋蓮は終始ギャルだよね。

黒沢 さとう監督からも、「ギャルだね。じゃあそれで」とだけ言われました(笑)。わりとまっすぐでピュアな子なんじゃないかなとは思っています。いい意味で深く考えない。裏表もなく、彼女のすべてが表れている。身体能力が高い子なので、アクションシーンがあることを期待しています。

鬼頭 どうしてすぐ降参しちゃうんだろうね。

黒沢 負け戦はしない性分なのかな。だから「この野郎!」みたいに憤ることもあまりないっていう。令和のギャルって感じがします。アンジェリカもギャルといえばギャルだけど綺麗めのギャル。恋蓮とはファッション誌のタイプが違いそうですよね。

三上 うん、読んでる雑誌は違うね(笑)。

黒沢 恋蓮はもうJKを引きずってる感じです。キティちゃんサンダルとか履きそう。アンジェリカはブランドものを着てそう。

鬼頭 アンジェリカの私服はモノトーンでちょっと強めの感じかな。

三上 わかるー。薄久保は大学生みたいなふわっとしたファッションが思い浮かびました。ほかの女子だと誰が好き?

黒沢 私はピンクキーパーが好きですね。M・A・Oさんが演じていて、詳しくは言えないですが公園のジャングルジムのシーンはめちゃくちゃかっこよかった!

三上 私は藍染小町が好き。可愛くて、困難から逃げずに戦っている姿がカッコいいんです。ブルーキーパーとの関係性もいいですよね。薄久保と同じく、小町も従一位代理という立場になるまでにすごい努力をしてきたんだろうなって。「おばあちゃんになっても可愛くいる」っていうセリフはグッときますよね。

鬼頭 小町は原作でも小さくて可愛らしい人というイメージだったんですが、長江里加さんのお芝居がついたらさらに幼く可愛くなっていて。こんなにキュートなのに強いんだと思うと、小町の活躍がもっと見たくなりました。あとXXも可愛くて好きです。

三上 グリーン部隊従一位の翡翠かのんも好きですね。従一位といえば錫切夢子もですが、こちらの考えを見透かされそう。夢子は何を考えているのかもわからないので、物陰から見ていたいです。

黒沢 私がもし夢子と知り合ったら、夢子とすっかり仲良くなったと思ったところで裏切られそう。大泣きしながらマネージャーさんとかに「聞いてよ〜」って電話している自分が目に浮かびます(笑)。

 


おバカなほど可愛い男性キャラクターたち

鬼頭 以前インタビューの際に気になる男性キャラクターを聞かれて、和氣あず未(翡翠かのん役)さんは赤刎創星って答えたらしいです。

三上黒沢 あぁ…(苦笑)。

黒沢 私は朱鷺田隼が好きだな。完全にイっちゃってる感じが好きですね。大戦隊にどっぷり浸かって、それなりの立場にいるけど幸せになっていない感じがせつなくて好き。残念なところも含め人間くさくていいなって思います。

三上 私のイチオシは七宝司くんです。筋肉大好き! 深刻な空気を明るさでぶち壊してくれるキャラクターが好きなんですよね。アフレコでも七宝くんの空気に救われる感じがありました。

黒沢 さとう監督、七宝にすごいこだわってますよね。熱血感と爽やか感のバランスを重視してた。

三上 演じている清水優譲さんのお芝居も素敵すぎて。七宝くんは見た目が変化するところも好きですね。ショボンとなったら励ましたくなっちゃいます。恋蓮も七宝くんと相性よさそう。

黒沢 愛すべきフィジカル系おバカキャラクターの2人(笑)。

三上 七宝くんや恋蓮みたいな明るいキャラの存在ってすごく救われるんです。ともよちゃんもそうだよ? スタジオにともよちゃんが入ってくると一気に明るくなる!

黒沢 ありがとう!

黒沢 朱鷺田もだけど大戦隊にいる人ってみんな、常人の顔をしながらおかしい話をしているイメージ。そこに七宝くんみたいな人がポンって会話に入ってくると、確かに安心できるよね。

鬼頭 私は来栖大和が好きです。違う意味でおバカキャラじゃないですか(笑)。

黒沢 ハーレムを作りたいんだもんね、あれはヤバい。

鬼頭 ハーレムを作るなんて理由でここまで頑張れるのは相当なおバカなんじゃないかなと(笑)。重たい話が多いので、こういうキャラクターがいてくれるとちょっと安心しますね。でも一番いいなと思うのはやっぱり主人公のDくんです。ドラゴンキーパーが怖すぎるので、Dくんには頑張ってほしいです。

 


正隊員になるのは誰? 今後の活躍に注目

黒沢 恋蓮の見どころは、すぐ降参しちゃうところ(笑)。5分の間に2回は降参します。もしみんなで巨悪に立ち向かわざるを得なくなるシーンが来たら、きっといっぱい体張ってくれるんじゃないかな。身体能力は高いはずなので期待しています! ま、きっと逃げるんですけどね(笑)。

三上 私は薄久保の、「何もできないまま使命をこなせず終わりたくない」というセリフに、彼女の思いが詰まってると思っています。謎に包まれてる部分はあるんですけれど、薄久保が抱えている使命があるんだろうなと思いました。

鬼頭 アンジェリカは、ハーレムを作りたいって話す来栖にドン引きするシーンがあるんです。「キモッ」て言っちゃうぐらい。

三上 あれすごくよかったです。ただの「キモッ」じゃなく、アンジェリカのいろんな思いが詰まってた。

黒沢 うん、ちょっと怒ってたよね。

鬼頭 ヒーローを目指す理由があまりに違いすぎて、アンジェリカにとっては相容れない存在なんですけど、少しずつお互いを理解していくんです。お互いの信念を受け入れるところは、短いけれど素敵なシーン。ぜひ見てほしいです。

 


放送直前! 正義と悪のどちらに立つ?

黒沢 原作を読まれてアニメをご覧になる皆様も、全然原作を知らずにアニメから見てくださる方もいらっしゃると思うんですけど、戦隊モノだと思ってぜひだまされてください! 説明が手厚い作品なので初めてでも大丈夫。ちょっとおバカな人たちがたくさん出てきて、どんな世界でも普遍的なメッセージを描いている物語。放送をお楽しみに!

三上 ヒーローも悪役と言われる存在にもそれぞれの思いがあり、どちらかが正しいということはないのかもしれません。いろんな感情に共感しながら、毎回ハラハラドキドキできると思います。ぜひ楽しんでいただけたらなと思います。

鬼頭 いろいろな視点から立場や状況に共感しながら見たり、自分だったらこの世界でどう生きていくだろうかって考えながら見るのも楽しい作品です。原作はもちろん、アニメでもその面白さを体感していただけたらうれしいです。

【ライター:大曲智子】

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