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オフィシャルインタビュー【第3回】M・A・Oさん 梶田大嗣さん 矢野優美華さん 鼎談

ピンクキーパーはクールビューティーな戦闘員!

梶田 スタジオではご一緒しているのですが、ご挨拶して以来お話しする機会がなくて。

矢野 今日は初めてじっくりお話しできるので、楽しみにしていました。

M・A・O 目を合わせてお話しするのは初めてかもしれません(笑)。私も今日はお呼びいただけて嬉しいです。

矢野 個性豊かすぎるドラゴンキーパーですが、ピンクキーパーはどんな印象でしたか?

M・A・O 本来なら敵とされる怪人軍団の戦闘員が主人公で、ヒーローたちも一癖あるキャラクターばかり。とても斬新だなと思いました。ピンクの戦隊員はフェミニンなイメージや、戦隊の中ではおしとやかなキャラクターであることが多いと思うのですが、原作を読ませていただくと、ピンクキーパーは喜怒哀楽の波があまりない人物という第一印象でした。

矢野 夢子とピンクキーパーは、大戦隊本部の廊下でハラハラする会話をしましたね(第5話)。

M・A・O 短い時間でしたが、かなりバチバチしていました(笑)。

矢野 夢子はピンクキーパーに限らずドラゴンキーパー全員のことが多分嫌いですからね。二人ともロングヘアのお姉さん系で見た目は似ているのですが、性格は全然違うと思っていて。二次会に誘われたのに「私に日々輝くんを連れてきてほしいんでしょ」という意味合いのことをさらっと言ってしまう。喧嘩っ早いというか、子供っぽいですよね。思ったことを全部口に出しちゃうんだなぁって。それに対して世々良は、「出世したいのなら少しは愛想よくしなさい」とだけ言う。大人だし、ピンク部隊のトップとして自分のやるべきことはわかっている感じですよね。

M・A・O 夢子ちゃんは「はーい」とだけ返していましたが、絶対に愛想良くなどしないと思います(笑)。二人の間に流れる空気は怖かったですね。

矢野 私としては、M・A・Oさんが演じるピンクキーパーはとてもかっこいいなと思います!

M・A・O ありがとうございます!大戦隊の全一位が集まる大直会の様子を見ても、本当に個性的なメンバーが揃っていました。その中でクールにいられるピンクキーパーはとても強いなと感じました。

梶田 ドラゴンキーパーって誰一人、世界平和とか考えていないですよね。

M・A・O レッドキーパーは口では言いそうですが、絶対に本心ではないでしょうね。

梶田 ドラゴンキーパーはそれぞれサポートするバディとの関係も見どころですが、ピンク部隊は従一位である撫子益荒男さんの存在がすごくいいですよね。

M・A・O 付かず離れずというような感じが素敵だと思います。撫子さんはピンクキーパーをリスペクトしてくれていますし、細かいことをサポートしてくださるので、紳士だなぁと思っています。

矢野 撫子を演じているのが立木文彦さんで、本当にぴったりで。

M・A・O 立木さんの隣にいると本当に安心することができるので、もうずっとそばでしゃべっていただきたい!と願っています。この先の展開で、撫子さんが技を繰り出すシーンも楽しみで仕方ありません!

矢野 ピンク部隊ならではのキュートな技名と、でもやっぱりそう来るんだ!という名場面ですよね。

 


理想のヒーローって?

梶田 ドラゴンキーパー全員が揃う場面はそう多くはないですが、揃うとやっぱりかっこいいなと思います。5人のバランスって意識されているんですか?

M・A・O 本当は仲良くなくても表向きは一丸となっている感じを出せるところがプロフェッショナルだと感じます。裏では、決めポーズで顔に手が被っただなんだと言い争っていましたが(笑)。本当はまとまっていないし、まとまるつもりもないのだろうと思いますね。あのような場面でのピンクキーパーは、自分だけはまともだと思っているのではないでしょうか。話が脱線しそうになったとき、しっかりやりましょうと考えつつも、あまり言いすぎて矛先が向かないようにもしているのかもしれません。

梶田 本当にクールですよね。

M・A・O 表に出るときの見せ方もわかっていて、町の不良に「ピンクなんてお飾り枠だろ」と言われても、特別反応することなく平然と倒しています。自分は努力してここまで登りつめてきたという自信があるから、周りにどう思われても構わない。そういうところも格好良いと思います。

矢野 ピンクキーパーって、仕事も趣味もバリバリやっている方ならきっと共感できるキャラクターですよね。上に言えないこともあるし、部下の面倒も見ないといけない。本当はやりたいことがあるけどうまくいかない。仕事を離れると推し活に夢中になるという(笑)。

梶田 作中では、レッドキーパーが理想の上司ランキングで1位ですが。

M・A・O 私はブルーキーパー(青嶋庄吾)が好きですね。どことなく雨の日に捨てられた子猫を拾う不良みたいな感じがしませんか(笑)?

矢野 一見怖いけど本当は優しい人ですよね、わかります!

M・A・O バディの藍染小町ちゃんとのやり取りで、「まったくもうブルーちゃんは〜」と言われているのも可愛らしいと思います。

梶田 ドラゴンキーパーはキャストの先輩方も魅力的です。

M・A・O 私もご一緒させていただきながら、毎回その迫力に圧倒されています。皆さんそれぞれしっかり特徴があって、強く、濃く「色」が表現されていると感じます。

矢野 M・A・Oさんはこの作品のテーマでもある「正義と悪」について、演じながら考えることはありますか?

M・A・O 見方によって違ってくる作品だなと思います。キャラクターによって重きを置くところが違うので、正義と悪の分岐点もたくさんあり、どんどん枝分かれしていますよね。目指す最終地点は違っていても方向は同じだからと、手を貸したりもする。ルートはみんなバラバラで、だからこそどのキャラクターにも共感できる。そうなると、正義とは何だろう?と余計にわからなくなってしまうのですが・・・。

矢野 M・A・Oさんにとってヒーローというとどんな人ですか。

M・A・O ヒーローはピンチの時に助けてくれたり、人生の分岐点にいてくれるという印象がありますが、そういう意味では高校3年の時の先生は私の中のヒーローですね。進路に迷っていたとき、「やらない後悔とやってからの後悔、どっちの後悔のほうがずっと心に残っているか。やらないで後悔すると、あの時ああしていればよかったという思いがずっと残ってしまう。だったらやってから後悔しなさい」と言ってくださったので、俳優を志しました。

梶田 素敵な先生に巡り合ったんですね。

M・A・O 本当に感謝しています。

 


トークを終えて…

矢野 ずっとM・A・Oさんのことをいろんな番組で見てきて、本当に憧れていたんです。『戦隊大失格』のアフレコ現場では、心を開いていない夢子を演じるのに一生懸命なあまり、みなさんとお話しできていないんですが、本当はめちゃくちゃ「M・A・Oさん!」って話しかけたいし、こんな女性になりたいと憧れているんです。あの…本当に本当に大好きです!

M・A・O えぇ〜! 嬉しいです!

矢野 夢子としてはピンクキーパーに悪態ついたりもしていますが、私はM・A・Oさんが大好きですって言いたかったんです。

M・A・O これからスタジオで会ったら、「静かだけど本当は私のことが好きなんだよな…」と思ってOKですかね(笑)。

梶田 じゃあ僕は、しゃべらないお二人を見ながらニヤニヤしますね(笑)。僕も現場ではいっぱいいっぱいなので、今日お話しできて嬉しかったです。さとう監督の別作品で、大阪を舞台にした生きるか死ぬかの作品(『GANTZ:O』)も大好きで見ていたので。

M・A・O 今日はピンクキーパーのお話がたくさんできて本当に嬉しかったです。なにより私のことが大好きと言っていただけたので、気分良く帰れそうです(笑)。

梶田 ぼ、僕も大好きですよ!

M・A・O ありがとうございます〜! 『戦隊大失格』は個性豊かなキャラクターがたくさん登場しますが、それぞれにやりたいことや、やるべきことがあって行動しているところが面白いなと思います。意味深なセリフも多く、どこもかしこも伏線なのでは?と思うぐらい、じっくりと味わえる作品です。ぜひ様々な角度から楽しんでいただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願いします!

【ライター:大曲智子】

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